メールマガジン

2014.02.28
『世界の人事部(R)』Vol.58【日系企業の企業文化を理解してもらうには】
□■□----------------------------------
       ─ 中国・米国・日本の人事労務レポート ─
             『世界の人事部(R)』
                      【Vol.58 2014.2.28】
----------------------------------□■□
  発信元:http://sekai-jinjibu.com/
 
 こんにちは。『世界の人事部(R)』編集部です。
 
 地元開催だった長野オリンピックに次いで、メダルラッシュとなった
 ソチオリンピック。
 
 スノーボードでは15歳の平野選手が、冬季オリンピック最年少が銀メ
 ダルを獲得する一方で、日本選手団の主将も務めた41歳の「レジェンド」
 葛西選手がラージヒルで銀メダルを獲得。また、5位と健闘したカーリング
 女子代表の小笠原、船山両選手は結婚、出産を経ての代表入り等、
 今回の日本選手団は本当にバラエティ豊かな選手が揃い、数多くの夢と
 ドラマを見せてくれました。
 
 若手もベテランも、連続出場を続ける生え抜き組も復帰組も、それぞれが
 世界一やメダルという目的に向かって挑戦を続ける日本選手団の姿は、
 私たち企業に通じるものがあると感じたと同時に、仕事に対する新たな
 活力を与えてくれた気がします。
 
 それでは、今月も情報満載でお届けしてまいります!
 ぜひ、最後までご覧下さい。
 
□■CONTENTS□■--------------------------
 
 【1】 今月の人事労務ニュース
 
 【2】 現地のことは現地に聞け!人事労務問題解決のポイントを紹介。
     【連載:第58回】『世界の人事の現場から』
 
 【3】 人事・労務ご担当者必見。セミナー・イベント情報
 
 ----------------------------------
 
 ----------------------------------
 【1】 今月の人事労務ニュース
 ----------------------------------
 
 中国、アメリカ、日本国内の人事、労務、採用、育成などに関するニュー
 スを見出し形式でご紹介。
 
 より詳しい情報が知りたい方は、下記サイトまでアクセス!
 
 <USA>   2014年3月6日、クイックUSAにて、
        無料「ご登録・就職相談会」の開催が決定
        (完全ご予約制)
        http://www.919usa.com/j/topicList.aspx
 
 この他にも、中国の最新人事情報を随時更新中!
 アクセスはこちらから⇒
 http://www.919myts.com.cn/Community.aspx?ID=1125,1213
 
 アメリカの最新求人情報を随時更新中
 アクセスはこちらから⇒http://www.919usa.com/
 
 ベトナムの最新求人情報を随時更新中
 アクセスはこちらから⇒http://919vn.com/
 
 日本国内の最新人材業界ニュースを毎日更新中!
 アクセスはこちらから⇒http://jinjibu.jp/GuestNewsTop.php
 
 ----------------------------------
 【2】現地のことは現地に聞け!人事労務問題解決のポイントを紹介。
       【連載:第58回】『世界の人事の現場から』
 ----------------------------------
 【第58回テーマ】
 「日系企業の企業文化を理解してもらうには」
 ----------------------------------
 ◇編集部◇
  今回のテーマは、「日系企業の企業文化を理解してもらうには」についてです。
 
  日系企業の企業文化や風土は時として現地の「常識」や「仕事に対する価値観」
  が大きく異なることがあります。しかし、お互いによりスムーズに社内での仕事
  を進めていくためにも、現地スタッフに少しでも日本の企業文化を理解してほしい
  というのが現地日本人マネージャーの本音ではないでしょうか。
  では、アメリカや中国では実際に、現地スタッフに日系企業の企業文化を理解
  してもらうような取り組みは行っているのでしょうか。
 
 ◆人事コンサルタント(中国)◆
  行っています。また、取り組みとしては行っていないけれども必要性を感じている
  企業は少なくないですね。
 
 ◆人事コンサルタント(アメリカ)◆
  この問題は海外拠点ではどこも頭を痛めている問題だと思います。
  取り組みとしては、大きく分けて採用時のものと採用後のものがあると思います。
  採用時の取り組みとしては、多文化を理解できる社員、または「日本」についての
  興味・知識を持っている社員を採用するということです。ここで言う多文化を理解
  できる社員とは、日米に限らず、これまで2カ国以上で生活経験がある、または両親・
  親族が多文化経験者である人のことです。こうした人達は、企業への順応性が高い
  傾向があるんです。
  また、「日本」についての興味・知識を持っている社員を採用するというのも有効な
  取り組みではないかと思います。アニメ・日本食・ゲーム・日本人の友人など、
  日本との関わりがあり、興味・知識がある方々は、日系企業の価値観や文化への理解
  も高いと思います。
 
 ◆人事コンサルタント(中国)◆
  たしかに、日本留学経験者を多く採用している企業では、スタッフの多くが、日本への
  理解があるので、こうした問題に対して、それほど取り組む必要性が低いという声も
  聞きます。
 
 ◇編集部◇
  中国での取り組みとしては、具体的にどのような内容のものなのでしょうか。
 
 ◆人事コンサルタント(中国)◆
  日系企業の文化を学ぶ研修を受けてもらったり、日本の本社へ研修で派遣するなどの
  取り組みを行っていますね。実際に日本に行って日本を体感することで、より効果が
  あるようです。
 
 ◆人事コンサルタント(アメリカ)◆
  こちらでも採用後の取り組みについて、可能であれば中国と同じく、日本への研修を
  実施することが一番効果があるのではないかと思います。しかし、実際は全ての社員
  にそれを実行することはコスト的な問題もあり、難しいですね。
  ただ、「日本」についての興味を持ってもらうのは効果があると思いますから、
  研修以外でそうした仕掛けを作っていくことは大切ではないでしょうか。
 
 ◇編集部◇
  スタッフに日系企業の企業文化を理解してもらうにあたり、現地担当者日本人マネージャー
  に理解してほしい、心がける内容などあれば教えてください。
 
 ◆人事コンサルタント(中国)◆
  日本人にとって外国の文化や習慣で不合理と感じる事があるように、
  現地社員からも日本の文化や習慣が不合理と感じる部分もあるという認識は必要
  でしょうね。
 
 ◆人事コンサルタント(アメリカ)◆
  日本人マネージャーが陥りやすい事に、「日本企業文化第一主義で、現地文化を否定する」
  事がありますが、これは絶対に避けるべきです。
  マネージャー自身も現地の文化・価値感を尊重する、リスペクトする気持ちが大事です。
  その意味では、日本の価値感を押し付けるより、日本と現地の文化をうまく融合させた
  「私達の企業文化」を確立させるというスタンスが大切なのではないかと思います。
   そのためにも、企業理念を浸透させること。これは万国共有では無いでしょうか。
  大事な事です。
 
 ◆人事コンサルタント(中国)◆
  まさに、その相互理解を深める姿勢が大切だと思います。相互理解があった上で、
  こちらが求めるやり方や考え方が優れているとスタッフに納得してもらえれば、
  受けいれてくれやすくなると思います。
 
 ◆人事コンサルタント(アメリカ)◆
  お寿司の「カリフォルニアロール」。 日本で生まれたお寿司がアメリカでアボガド
  が入った物になりました。新しい形の巻物です。それが市民権を得て、今は日本でも
  食されています。
   海外拠点の日本企業は日本文化と現地文化、お互いを尊重させる独特の企業文化を
  創っていかないといけません。そう考えると、「カリフォルニアロール」のような
  企業文化というのも、ひとつの在り方なのかもしれませんね。
 
 ----------------------------------
 【3】人事・労務ご担当者必見。セミナー・イベント情報
 ----------------------------------
 日々、人事・労務問題で頭を抱えているご担当者様に朗報。
 クイックグループが開催するセミナー・イベント情報をご紹介。
 興味、関心の高いセミナーがございましたら、今すぐお申込を!
 
 
 ■3月13日(木) 10:00~12:00(開場9:45)
 
  教育体系をお考えの方・他社の研修事例をお知りになりたい方向けセミナーに無料ご招待!
  『6,000社以上に導入されている社員教育サービス【体験会】』
 
  ◇内 容 ・イノベーションクラブのご説明(研修体系、サービス内容等)
       ・他社事例(実際の研修計画の立て方、活用方法)
       ・体験セミナー
        →すごい上司とは
        →上司と部下 全員で成果を出すためには ほか
  ◇会 場 トーマツイノベーション株式会社
       (大阪市中央区安土町2-3-13 大阪国際ビルディング25階)
  ◇参加料 無料
  ◇詳細はこちら⇒
   http://919.jp/seminar/p1667/
 
 ■4月2日(水)・3日(木)・4日(金)
  +1日(9月フォロー研修)各10:00~18:00
 
  2014年度 新入社員スタートアップ研修 ~9つの仕事力コース~
 
  ◇内 容  ・働く意味を考える
        ・主体的に取り組む
        ・学びを明日につなげるスキル
        ・ビジネスマナーと仕事の進め方
  ◇会 場  株式会社クイック セミナールーム
       (東京都港区赤坂2-11-7 ATT新館6F)
        ※会場は変更する場合がございます
  ◇参加費 60,000円(税別)
  ◇対 象 2014年度 新入社員の方
  ◇詳細はこちら⇒
   http://happy.919.jp/documents/2014shigoto
 
 ■4月3(木)・4日(金) 10:00~17:00
 
  2014年度 新入社員スタートアップ研修 ~マナー集中コース~
 
  ◇内 容 ・「何故?」(疑問)を「なるほど!」(理解)に変えて、習得
       ・シーン別・体験指導で実践的
       ・「ビデオ撮影」によリ自分の問題点を明らかに
  ◇会 場 東京都内のセミナールーム
  ◇参加費 39,000円/1名(税別)
  ◇対 象 2014年度 新入社員の方
  ◇詳細はこちら⇒
   http://happy.919.jp/documents/2014manners
 
  ----------------------------------
 【メールの表示について】
  このメールは等幅フォントを使用し、横幅全角35文字以上の設定で
  正しく表示されるように作成しております。
  また、本メールマガジンより生じる損害・トラブルにつきましては
  一切の責任を負いません。
 ----------------------------------
 □発行元 株式会社クイック『世界の人事部(R)』編集部
 ■URL http://sekai-jinjibu.com/
 □ご意見・お問い合わせ info-koho@919.jp
 
 掲載された記事・情報を許可なく転載することを固く禁じます。
 Copyright(C)2014 QUICK CO., LTD. All rights reserved
 
 このメールマガジンは『まぐまぐ!』http://www.mag2.com/を
 利用して発行しています。
◎中国・米国・日本の人事労務レポート『世界の人事部(R)』
  のバックナンバー・配信停止はこちら
⇒ http://archive.mag2.com/0000293575/index.html
PAGETOP