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　　　　　　　　　　　　─　中国・米国・日本の人事労務レポート　─
　　　　　　　　　　　　　　　　　『世界の人事部（R）』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【Vol.65　2014.9.30】
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  発信元：http://sekai-jinjibu.com/

　こんにちは。『世界の人事部（R）』編集部です。

　全米オープンテニスで、錦織選手がアジア出身選手では初となる決勝進出を果たし、
　準優勝となったことで日本中が大きく沸きました。テニスは個人競技であるため、
　身体能力が大きく影響するスポーツと言われています。そのため「背が低い日本人
　は活躍できない」と長年言われていた常識を見事に覆してくれました。ビジネスで
　もその世界の常識を「覆す」ことが大きな躍進につながります。
　四大大会の決勝舞台を経験したことで、錦織選手の今後のさらなる活躍が楽しみです。

　それでは、今月も情報満載でお届けしてまいります！
　ぜひ、最後までご覧下さい。


□■CONTENTS□■　───────────────────────────────────────


　【1】　今月の人事労務ニュース

　【2】　現地のことは現地に聞け！人事労務問題解決のポイントを紹介。
　　　　　【連載：第65回】『世界の人事の現場から』

　【3】　人事・労務ご担当者必見。セミナー・イベント情報


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【1】　今月の人事労務ニュース
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　中国、アメリカ、日本国内の人事、労務、採用、育成などに関するニュー
　スを見出し形式でご紹介。

　より詳しい情報が知りたい方は、下記サイトまでアクセス！

　＜USA＞　　　 10月14日（火）、クイックUSAにて、
　　　　　　　　 ～明日から出社?!これだけは押さえたい～
　　　　　　　　「ビジネス英会話シリーズ」セミナー開催が決定！
　　　　　　　　http://www.919usanews.com/2014/09/15/business-english_ny/

　　　　　　　　10月22日（水）、クイックUSAにて、
　　　　　　　　無料！「モバイルを活用したスマートビジネス」セミナー開催！
　　　　　　　　http://www.919usanews.com/2014/09/08/mobile_seminar/

　＜日 本＞　　 株式会社アイ・キューが、
　　　　　　　　11月18日（火）・19日（水）、20日（木）東京・大阪で同時開催！
　　　　　　　　日本の人事部「HRカンファレンス 2014 ─秋─」
　　　　　　　　http://hr-conference.jp/

　この他にも、中国の最新人事情報を随時更新中！
　アクセスはこちらから⇒
　http://www.919myts.com.cn/Community.aspx?ID=1125,1213

　アメリカの最新求人情報を随時更新中
　アクセスはこちらから⇒http://www.919usa.com/

　ベトナムの最新求人情報を随時更新中
　アクセスはこちらから⇒http://919vn.com/

　日本国内の最新人材業界ニュースを毎日更新中！
　アクセスはこちらから⇒http://jinjibu.jp/GuestNewsTop.php


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【2】現地のことは現地に聞け！人事労務問題解決のポイントを紹介。
　　　　　　　【連載：第65回】『世界の人事の現場から』
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　【第65回テーマ】
「感染症に関するリスク管理ついて」
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◇編集部◇
　西アフリカ諸国で流行し、現在も患者数が増え続けているエボラ出血熱。また、
　日本国内でも8月以降、デング熱の感染者数が増加している等、感染症に関する
　報道を目にする機会が増えてきています。デング熱は、人から人へ感染しない
　こともあり、今のところ大きな混乱は起こっていませんが、アメリカや中国の
　場合、こうした感染症について過去の新型インフルエンザやSARSのように大規
　模に流行した場合、国から企業に対してどのような指導があるのでしょうか。

◆人事コンサルタント（アメリカ）◆
　一般企業に対する休業日の付与等、国からの指示は特にありませんが、『就労
　者は労働安全衛生法 (OSHA)及び医療保険の携行性と責任に関する法律(HIPAA)
　のもと、労働者を擁護しなければならない。』とあります。

◆人事コンサルタント（中国）◆
　中国でも、2003年にＳＡＲＳが大流行したことがありますが、当時の対応は主
　に移動制限と消毒でしたが、現状、インフルエンザをはじめとする感染症の対
　策が国から企業に指示されることはほとんどない状況です。
　高層ビルによってはインフルエンザ流行時に、自発的に入り口に手洗い用の消
　毒液が設置される程度です。

◇編集部◇
　こうした中で、企業は社員が大規模に流行している感染症に感染した場合、休
　業日の付与を含め、どのような対応をとっているのでしょうか。

◆人事コンサルタント（アメリカ）◆
　各企業の対応にもよりますが、数日程度で職場復帰が見込めるようであるなら、
　社内規定上の有給疾病休暇とは別枠で、有給扱いでの特別休暇を付与するとこ
　ろもあるのではないでしょうか。

◆人事コンサルタント（中国）◆
　私が知る範囲では、感染症の流行時に関する休業に関して、特に規定を設けて
　いるなどの内容はまだ聞いたことがありません。

◇編集部◇
　では、感染症の予防策あるいは対抗策として、既に現地企業でも導入されてい
　る対策にはどのようなものがありますか。

◆人事コンサルタント（アメリカ）◆
　感染症に関する注意喚起メールの配信、アルコール消毒薬を社内に設置してい
　るところはあります。

◆人事コンサルタント（中国）◆
　日系企業の中には、商談の停滞を考え、固定された取引先だけでなく、取引先
　の複数化、新規顧客の開拓等、リスク分散を視野に入れた営業活動を行うとこ
　ろも増えてきているかと思います。

◇編集部◇
　今回のエボラ出血熱やデング熱のような感染症について、近年、人事部として
　危機管理が問われたケースはありましたか。また、その際の対応はどのような
　ものでしたか。

◆人事コンサルタント（アメリカ）◆
　数年前、ＳＡＲＳが流行時は、前述のような処置を各企業とも行っていました。
　今回のエボラ出血熱では発祥地への渡航者には注意をするでしょうが、アメ
　リカ内の企業では危機感はありませんね。
　また、毎年発症者がでる西ナイル熱、子供を中心に広がっているエンテロウィ
　ルスD-68がありますが、症状としては発熱程度のものなので、企業内での危機
　感は感じておらず、特別な対策もとってないようです。

◆人事コンサルタント（中国）◆
　中国では、ＰＭ2.5などの大気汚染問題があり、日系企業の中ではマスクの配布
　などがみられましたが、インフルエンザ等の感染症の予防では社内での消毒液
　の設置などが主なようです。中国では流行の都度、報道が行われ、国の機関で
　の対策はあるようですが、
　企業としてリスク管理の度合いはそれほど高くないように感じています。

◇編集部◇
　今後、大規模な感染症が流行した場合に想定される被害、そうした被害を防ぐ
　ために人事部として留意しておくべき点などはありますか。

◆人事コンサルタント（中国）◆
　中国では2003年のSARS大流行で、最も被害が大きかったと言われるのは、移動
　制限による商談・生産の停滞でした。人の移動を制限することで感染症の拡大
　を防ぐこととなるのですが、当時は住居やオフィスビル入門時の健康チェック
　が一般化していたようで、居住区域からの移動も困難となってしまいました。
　また人事部としては日本でも行われていたように、手洗いうがいの励行、家族・
　子供向けの予防冊子などの配布はしておいたほうが良いと思われます。

◆人事コンサルタント（アメリカ）◆
　アメリカでは、過去にパンデミックと呼ばれるレベルまで感染症が大流行した
　経緯がないため、 現時点では対策を立てていない企業が多いと思います。
　ただその一方で、感染症の危機感よりテロ・自然災害に対して危機感が高いで
　す。自然災害では、ハリケーンによるサーバーダウン、大雪によって交通機関
　が麻痺し出勤できないケース等があります。また、テロに関しては、9.11のテ
　ロでオフィスが無くなる等が過去にありました。そのため、出勤できない場合
　も連絡が付く、自宅で業務が行えるよう準備をしている企業は多いと思います。
　中でも金融・ＩＴ企業では緊急時のマニュアル・バックアップオフィスを持っ
　ていますので、通常のオフィスが使用できない状況になっても対処が可能です。

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【3】人事・労務ご担当者必見。セミナー・イベント情報
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日々、人事・労務問題で頭を抱えているご担当者様に朗報。
クイックグループが開催するセミナー・イベント情報をご紹介。
興味、関心の高いセミナーがございましたら、今すぐお申込を！

■2014年10月27日（月）、11月4日（火） 各日程　13：30～17：00

【2016新卒】インターンシッププログラム作成　体験セミナー

政府方針により、活動時期が大きく後倒される2016年の新卒採用。
その採用活動の成否を分けるのは「インターンシップ」だと多くの企業様が考
えておられることと思います。
ただ、その一方で「インターンシップってそもそもどうやったらいいの？」と
いうお悩みをお持ちではないでしょうか。
そんなお悩みに応えるべく、インターンシッププログラムの作成体験セミナー
を開催させていただきます。
冬季のインターンへの着手をお考えの企業様はぜひお申込みください。

【プログラム】
●近年のインターンシップの動向と、インターンシッププログラムの基礎知識（講義）
●インターンシッププログラム、その成功のポイントとは（講義）
・インターンシップ導入の目的と期待される効果
・設計から実施後フォローまでの業務プロセスとポイント
●インターンシップつくりこみ体験ワークショップ（グループワーク）
・ターゲット層の明確化
・自社の独自性、強み・魅力の明確化
※プログラム内容は変更の可能性があります。
◇セミナー講師
　株式会社ヒューマンアクティベーション　代表取締役 中尾　憲司　氏
※学生向けインターンシップやキャリア教育、また企業内人財育成プログラムの
　開発で幅広い実績がある。
※人財活性化コンサルタント、米国CCE,Inc認定GCDFカウンセラー、日本コーチ
　協会会員　キャリアコーチ
◇主催＆会場
株式会社クイック
大阪市北区小松原町2-4　大阪富国生命ビル16階（https://goo.gl/maps/yeYvu）
※ＪＲ「大阪」駅／阪急・阪神・地下鉄「梅田」駅／地下鉄谷町線「東梅田」駅地下直結
◇参加料　無料
◇対　象
★各社様1名限定★ 企業採用ご責任者様、経営者様
※ワークショップを中心に実施させていただきますので、各社様原則1名とさせ
　ていただきます。
※ご希望者多数の場合は、抽選となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
◇詳細はこちら⇒
　http://919.jp/seminar/p1790/
◇お申込み・問い合わせ先
セミナー事務局：06-6364-2221（担当：坂口）
E-MAIL：innovation-osaka@919.jp


■2015年度　新入社員スタートアップ研修　～9つの仕事力コース～＞

◇開催日：2015年4月2日（木）・3日（金）・6日（月）
　　　　　＋1日（9月フォロー研修）各10：00～18：00
◇参加費：60,000円（税別）/1名
◇会　場：株式会社クイック セミナールーム
　　　　　〒107-0052　東京都港区赤坂2-11-7　ATT新館6F
　　　　　※会場は変更する場合がございます）
◇定　員：30名
◇詳　細：http://happy.919.jp/documents/2015_9kensyu.pdf

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